はじめに
革靴の中でも人気の高いローファー。
紐がなく脱ぎ履きしやすいため、ビジネスカジュアルから休日スタイルまで幅広く活躍します。
しかし一口にローファーと言っても、
- コインローファー
- タッセルローファー
- ビットローファー
など複数の種類があり、それぞれ印象は大きく異なります。
この記事ではローファーの基本から、それぞれの特徴や選び方まで解説します。
そもそもローファーとは?
ローファー(Loafer)は、紐を使わずに履くスリッポンタイプの革靴です。
Loaferには「怠け者」「のんびり過ごす人」という意味があり、紐を結ぶ必要がなく気軽に履けることから名付けられたと言われています。
もともとは1930年代頃にアメリカで普及し始め、現在では
- ビジネスカジュアル
- ジャケパンスタイル
- 休日のきれいめコーデ
まで幅広く活躍する定番靴となっています。
以降は、各種類の特徴や選び方を紹介していきます。
コインローファー

コインローファーの由来
コインローファーの原型は、1936年にG.H.Bassが発売した「Weejuns(ウィージャンズ)」とされています。
甲部分のサドルに切れ込みがあり、1950年代のアメリカの学生たちがここに1セント硬貨(ペニー)を挟んでいたことから、「ペニーローファー」や「コインローファー」と呼ばれるようになりました。
特徴
ローファーの中で最も定番のデザインです。
装飾が少なくシンプルで、ビジネスカジュアルから休日スタイルまで幅広く対応できます。
ローファー選びで迷ったら、まずはコインローファーがおすすめです。
有名モデル
- G.H.Bass : Weejuns(ウィージャンズ)
- J.M. WESTON : 180 シグニチャーローファー
こんな人におすすめ
- 初めてローファーを買う
- シンプルな見た目が好き
- オンオフ兼用したい
- まず失敗したくない
タッセルローファー

タッセルローファーの由来
1940年代、俳優のポール・ルーカスがヨーロッパで見つけた房飾り(タッセル)を靴に取り付けたいと考えたことがきっかけとされています。
その後アメリカで商品化され、アイビースタイルの定番として広まりました。
さらに弁護士が着用する靴として有名です。そのため、怠け者ローファーの中でもビジネスユース、スーツスタイルに使いやすい一品となります。
特徴
甲部分のタッセルが特徴。
コインローファーよりも華やかで、大人らしい上品さがあります。
スーツにも比較的合わせやすく、ドレッシーな印象を演出できます。
有名モデル
- オールデン : Tassel Moccasin
- クロケット&ジョーンズ : Cavendish
こんな人におすすめ
- ジャケットスタイルが多い
- スーツにも合わせたい
- 上品な雰囲気が好き
ビットローファー

ビットローファーの由来
ビットローファーは1953年にグッチが生み出したデザインです。
甲部分の金具は馬具のホースビットをモチーフとしており、
乗馬文化とファッションを融合させた革新的なデザインとして話題になりました。
現在のビットローファーは、すべてこのグッチのデザインがルーツです。
特徴
金具がアクセントとなるため、ローファーの中では最も華やかな印象です。
イタリアらしい色気や洒落感を演出できます。
有名モデル
- グッチ : ホースビットローファー
こんな人におすすめ
- ファッションを楽しみたい
- 洒落感を出したい
- イタリアンスタイルが好き
実はこんなローファーもある
番外編として、こんなものもあるよと言うことで、以下に2足紹介します
ベルジャンローファー

ベルギー発祥の軽快なスリッポン。
一般的なローファーよりも華奢で軽く、柔らかな履き心地が特徴です。
近年はクラシック回帰の流れもあり人気が高まっています。
活躍するシーン
- 春夏のジャケパンスタイル
- リネンスーツ
- リゾートホテルでの食事
- 休日のお出かけ
スーツよりも「上質な休日着」と相性の良い一足です。
有名モデル
- Baudoin & Lange : Sagan
- Edward Green : Belgravia
オペラパンプス

本来はタキシードに合わせるための正装靴。
19世紀のヨーロッパでオペラ鑑賞や夜会のために履かれていたことからこの名が付いています。
現在ではフォーマルシューズの中でも特別な存在です。
活躍するシーン
- 結婚式の新郎
- ブラックタイ(タキシード)着用時
- ホテルの格式高いレセプション
普段使いの靴というより、「特別な日のための一足」と考えると分かりやすいでしょう。
有名モデル
- チャーチ : Opera Pump
- クロケット&ジョーンズ : Albert
迷ったらどれを選ぶ?
- まずはコインローファー
- 上品さを求めるならタッセルローファー
- 洒落感や色気を求めるならビットローファー
ローファー選びで最初に覚えておきたいのは、この3種類です。
そのうえで、より軽快なベルジャンローファーや、特別な日のためのオペラパンプスへと世界を広げていくと、革靴選びがさらに楽しくなるはずです。

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